2008-02-19 老木 詩 まだ僕らが小さかった頃いつも辺りが真っ暗になるまで君と遊んだ街外れの神社あれから二十余年の時が過ぎ二人は別々の人生を歩んでいてもう会うことも話すこともないでも今でもたまにここに来てもう一度あの頃に戻ってやり直すことができたら――そんなことをぼんやり考えながらこの木を見上げるんだ